防水工事の耐用年数は?|防水工事の種類と劣化の症状を紹介

2023.10.12


・「屋上の防水工事にも耐用年数があるの?」
・「どのタイミングで工事を行えばいい?」

実は、防水工事にも耐用年数があり年数が経過すると劣化してしまうため、定期的なメンテナンスが必要となることをご存知でしょうか?
今回は、上記のような疑問をお持ちの方のため「防水工事の耐用年数」や「劣化したときに表れるサイン」などについて紹介します。
ぜひ、今後の参考としてチェックしてみてくださいね。

そもそも、防水工事とは?


防水工事とは、ビルやマンションの屋上やベランダから雨水が建物の中に浸入し、雨漏りが発生することを防ぐために行われる工事のことです。
建物を保護し、美観を保つことを目的として行われます。

防水工事の種類と耐用年数


それでは、防水工事の種類とそれぞれの耐用年数を見ていきましょう。

●ウレタン防水


ウレタン防水とは、ウレタン樹脂を液体化したものを数回塗布することで、防水層を作る工事のことです。
さまざまな形状の屋上に対応できることが特徴で、工法は「密着工法」と「メッシュ工法」、「通気緩衝工法」の3つに分かれます。
耐用年数は、8年~12年程度です。

●FRP防水

FRPとは「繊維強化プラスチック」の略で、FRP防水は床の上にFEPシートを敷きその上から樹脂を塗布し硬化させる工事のことです。
非常に硬く、耐久性や防水性に優れていることが特徴で、耐用年数は10年~15年程度です。

●シート防水


シート防水とは、防水性のシートを床の上に貼り付ける工事のことです。
シートの種類は下記のようにさまざまあります。

・ゴムシート
・塩ビシート
・アスファルトシート

シート防水の工法は「接着工法」と「機械式固定工法」の2つに分かれています。
耐用年数は、10年~15年です。

●アスファルト防水

アスファルト防水とは、ルーフィングというアスファルトを浸透させた合成繊維不織布のシートを下地に貼り重ねていく工事のことです。
工法は「熱工法」と「トーチ工法」、「常温工法」の3つに分かれます。
防水膜が厚く耐久性が高いことが特徴で、耐用年数は15年~25年です。

防水層の状態を把握し補修や改修することが重要!


防水層の劣化具合は、屋上の使用頻度や工法などによっても異なります。
そのため、定期的に専門の業者に防水層の状態を確認してもらい、雨漏りなどが発生する前に補修工事や改修工事を行うことが重要となります。

劣化したときに表れるサイン


続いては、劣化したときに表れるサインをチェックしていきましょう。

●ひび割れの発生

屋上にひび割れは、劣化しているサインのひとつです。
発生したひび割れが防水層まで到達すると、そこから雨水が入ってしまうため見つけた場合は早めの対処を行いましょう。

●膨れや剥がれ

部分的に膨れが起こっていたり、剥がれがある場合も劣化しているサインです。
ウレタン防水の塗膜やシート防水、アスファルト防水の繋ぎ目に発生することが多いです。

●水溜まり

水溜まりが発生する原因は、屋上のゆがみや施工不良、排水溝がきちんと機能していないなどの原因が考えられます。
水が溜まっている状態が続くと、防水層の劣化につながるため注意しましょう。

●雨漏りの発生

雨漏りが発生した場合、その時点で建物の内部に雨水が浸入してしまっている状態です。
雨漏りの原因を特定することは専門の業者でも難しいため、大規模な改修工事と費用がかかってしまう恐れがあります。

防水工事を行うタイミング


・劣化症状が表れたとき
・耐用年数を超えたとき

防水工事は、上記のようなタイミングで再施工や補修が必要となります。
メンテナンスをしない状態のままだと、雨漏りが発生するだけではなく建物の躯体が濡れ腐食してしまったり、寿命を縮めてしまう原因となるため注意しましょう。

防水工事なら『RYNK技建』へ



RYNK技建では、防水工事を承っております。
劣化のサインを発見した場合や耐用年数を過ぎている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
建物の屋上は、雨風や紫外線にさらされ続ける厳しい環境にあります。
そのため、防水工事によって建物をしっかりと守る必要があります。
この記事で、あなたの疑問が解決する手助けとなりましたら幸いです。


RYNK技建
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