シーリングの経年劣化よって起こる「現象」は?

2023.05.16


大阪府でシーリング工事を行っております、RYNK技建の新井です。

住宅のドアや窓と壁の隙間やサイディング外壁のサイディングボード同士の繋ぎ目を充填するシーリング。
実は、このシーリングも経年劣化によって本来の機能が失われてしまうことをご存じでしょうか?

初めて外壁塗装工事を行うお客様とお話をさせていただく際、シーリングについてもご説明をしますが、意外とその存在を知らなかったという人は多くいます。

そこで今回は、シーリングの「経年劣化によって起こる現象」や「原因」、「工事のタイミング」などについて解説していきたいと思います。
シーリング工事は、住宅の寿命を守ることにもつながってきますので、ぜひ参考にチェックしてみてくださいね。

シーリングとは?



シーリングとは、別名コーキングともいわれる外壁材の隙間を埋めるための「充填剤」のことです。

ゴムのような伸縮性の高い素材が使用されていることが特徴で、新築の際に施工されており最初に劣化が目立ち始める部分です。

5年~10年程度で経年劣化するため、定期的に古いシーリングを剥がして新しく打ち替えたり、打ち増しを行う必要があります。

このような工事のことをシーリング工事といい、隙間から雨水やホコリが浸入し内部の断熱材などが腐食することを防いだり、地震などの揺れによって建材が割れてしまうことを防ぐクッションのような役割があります。

経年劣化によって起こる「現象」


それでは、シーリングが経年劣化したことによって起こる現象をチェックしていきましょう。

●肉やせ

シーリングの厚みがなくなり、隙間ができてしまっている状態を肉やせといいます。

肉やせは、シーリング材に含まれる可塑剤(かそざい)が溶け出すことで起こります。
可塑剤がなくなってしまうと、シーリングの柔軟性がなくなってしまう原因に……。

●ひび割れ(クラック)

ひび割れは、地震による揺れや車が家の前を通ることで起こる振動、シーリング材に柔軟性がなくなったことによって発生します。
シーリングの表面に、細かいひび割れが発生している場合は、工事を行うタイミングです。

●剥離


シーリングが浮いてしまっている場合、雨水が浸入する経路となってしまうため早急に対処が必要です。

●破断


破断は、シーリングに亀裂が入り裂けてしまっている状態のことを指します。
このような状態になってしまっている場合は、剥離と同様に早めに業者に依頼を行うことをおすすめします。

●チョーキング現象(白亜化)

シーリング材を手で触ったときに、粉のようなものが付着することをチョーキング現象といいます。
シーリングの寿命のサインでもあるため、一度実際に触ってチェックしてみましょう。

劣化の「原因」


それでは、シーリングが劣化してしまう主な原因について見ていきましょう。

●膨張と収縮によるもの

シーリングは、温度の変化などによって膨張と収縮を繰り返します。
すると、次第に柔軟性は失われていき、ひび割れなどが起こる原因に……。

●紫外線

シーリングが劣化する大きな原因のひとつは、紫外線です。
紫外線によるダメージを受け続けることで、シーリングは次第に劣化していきます。

●温度変化や雨風によるもの

シーリングは、温度変化や雨風によってもダメージを受けます。
次第にさまざまな劣化の現象が現れるようになるため、定期的に状態を確認するようにしましょう。

対処方法


シーリングの劣化への対処方法は、2通りあります。

●打ち替え

打ち替えでは、もともとあったシーリングを撤去し、そこに新たにシーリング材を充填する方法です。

●打ち増し

打ち増しでは、既存のシーリングの上から新たなシーリングを充填し、厚みを増す方法です。

シーリング材の「種類」


・アクリル系
・ウレタン系
・ポリウレタン系
・シリコン系
・変形シリコン系
・油性コーキング系
・ポリサルファイド系

シーリング材にも、上記のようにさまざまな種類が存在します。
種類によって、耐久性や耐熱性などの違いがあります。

業者によって扱っているシーリング材も異なるため、どのような種類の充填剤が使用されるのか気になる場合は、見積り時などに聞いてみましょう。

ブリード現象



これは、シーリング材の中に含まれる可塑剤という成分が、塗料と化学反応を起こすことで発生する現象です。

ブリード現象が起こるとシーリングがべたつき、ホコリなどの汚れが付着しやすくなるため黒ずんでしまう原因となります。

このような状態をブリード汚染といい、発生させにくくするためにはノンブリードタイプのシーリング材を使用する。
化学反応を起こりにくくするプライマーを、外壁塗装前に塗布するなどの方法があります。

シーリング工事を行うタイミング



外壁塗装と同じタイミングでシーリングの状態をプロの業者に確認してもらい、同時に工事を行うことがおすすめです。

シーリングが劣化したままだと、外壁塗装の本来の目的である「家の防水機能」が下がってしまう原因になります。
しっかりと、メンテナンスを行うようにしましょう。

シーリング工事なら『RYNK技建』にお任せください


RYNK技建では、お客様の大切な住宅を守るため丁寧で高品質な施工を行います。
「これは劣化の症状かな?」と不安になった場合は、お気軽にご相談ください。
また、当社では無料でお見積りも承っております。
ぜひ、お問合せを心よりお待ちしております。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
経年劣化によって起こる現象は、さまざまあります。
そのため、正しく対処を行うためにはプロの業者にチェックを依頼することが最も確実な方法です。
今回の記事で、シーリングについての知識が増え今後の工事の参考となりましたら幸いです。


RYNK技建
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